高度近視、病的近視に伴う問題の治療・・・網膜格子状変性、網膜円孔、網膜裂孔、飛蚊症、黄斑円孔、網膜分離症、緑内障、白内障、黄斑部変性症など

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高度近視、病的近視(こうどきんし、びょうてきんし)とは・・・

近視の中で、度数がマイナス8D(ジオプター)を超えるものを言います。

ジオプターとは近視や遠視の度数を表す単位です。コンタクトレンズを買うとマイナス2とかマイナス3とか書いてある、あの数字の事です。「そのジオプターのレンズの眼鏡やコンタクトをつければ遠視でも近視でもない正視になりますよ」というのが、あなたのジオプターです。

裸眼で0.1の人はだいたいマイナス3Dぐらいですね。同じジオプターの人でも裸眼視力にはばらつきがあります。その人それぞれの網膜の感度や乱視の度合いなどが違うからと考えます。



高度近視、病的近視に伴って発生する病気について

●網膜の病変(網膜格子状変性、網膜円孔、網膜裂孔、飛蚊症、黄斑円孔、網膜分離症・・・)

高度近視、病的近視の方は、眼球が後方に強く引き伸ばされているために、それに伴って中の網膜も引き伸ばされています。それに伴って、網膜が薄くなったり破れたりしやすいので、これらの病変が起こりやすいのです。

●緑内障・・・高度近視、病的近視の人は緑内障になりやすいことが知られています。原因は不明ですが、もともと網膜が弱いので、少しの外的刺激で網膜がいたんでしまうのではないかと考えます。

●白内障・・・高度近視、病的近視の人は白内障になりやすいことが知られています。これも原因は不明ですが、NSといって、中が硬いタイプの白内障になる方が多く、しかも眼球が大きいので水晶体が深い位置にあるために手術が非常にやりづらいため、早めの手術が結果的に高い成功率につながり、患者さんにとってメリットがあると考えます。

度数をどこにあわせるか、これに悩まれる方も多いと思います。当院医師は豊富な経験を持っていますので、ぜひご相談ください。

●黄斑部変性症・・・高度近視、病的近視の方は黄斑部変性症になりやすいことが知られています。ご高齢の方に多いのは当然として、若い女性で高度近視の方にもよく見られます。もちろん若い男性で高度近視の方にも見られますが、女性のほうが多い印象を持ちます。

これらの病変をお持ちでお悩みの方、また、ご心配の方は、我々にご相談いただければと思います。いろんな問題を投薬や手術で総合的に解決できる我々の力が最も発揮できる分野の一つではないかと自負しております。



以下、やや特殊例パターンですが、高度近視→硝子体混濁多数発生→飛蚊症というパターンで悩んでらっしゃった患者さんが鄭先生の手術で良くなった経緯を書いてくださったメッセージです。

飛蚊症に対する硝子体手術は、手術自体のリスク(感染や網膜剥離など)があるために、当院では患者さんには勧めていませんが、高度近視の方の中には、ほんとうに驚くほど硝子体混濁があって、それによってひどい飛蚊症に悩まされている患者さんがいらっしゃいます。そのような患者さんならば、なんとか救ってあげることができれば、と考えています。



鄭守先生

ご無沙汰しております。
その節は大変お世話になりました。

硝子体手術について、何かお役にたてるなら幸いに存じます。
鄭先生のところにお伺いするまでに、3つの病院でーうち2つ
は大学病院でしたがー診察を受けてきました。そのいずれの病院でも、硝
子体の混濁は加齢による自然現象であること、もしどうしても手術したい
ならアメリカならやってくれるだろうが200万円ぐらいかかるこ
と、などといわれ、それでも見え難いことを伝えると、まず精神科で診て
もらいます、とまで言われました。それなのに、次回は一ヵ月後に様子を
見せて下さいとも言われるのです。仕事を休み、診察まで長い時間またさ
れ、そのあげく、自然現象だから気にしないようにといわれ、毎回落胆し
て帰る日々でした。余りに見え難いため、一時は仕事を辞めることまで考
えたものです。

インターネットで鄭先生のホームページに辿り着かなければと思うとぞっ
とします。

インターネットで飛蚊症を検索すると、かってのわたし同様に、大変みえ
ずらい思いをしている方が少なからずおられるように思います。
医学のことは全くの素人です。しかしながら、いくら老化現象だからと
いっても、人それぞれ症状の重さは異なるはずです。今後は、今よりもっ
と飛蚊症や硝子体混濁に有効な治療や手術が行われることを願わずにはい
られません。わたしは、先生に手術をして頂くことで、目だけでなく、精
神的にも楽になりました。酷い飛蚊症のため、心も傷ついている多くの方
のためにも、これからも鄭先生はじめ横浜相鉄眼科病院のスタッフの方々
による診療を宜しくお願いする次第です。

連日、猛暑が続いていますが、スタッフの方々、お身体ご自愛下さい。

東京都 T さんより


mail: 鄭医師 mtei@y2.dion.ne.jp (網膜硝子体専門医、横浜相鉄ビル眼科医院 火曜日担当) 

otaka@isao.com :大高医師メール (月水金担当)

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